夫の「幸福度が下がりそう」発言
夫は掃除を担当してくれていて、毎日かなり几帳面に掃除をしているのですが、今日
「手を抜けるところは抜いていかないと幸福度が下がりそうなんだよね」
と言いました。
幸福度が下がりそうという発言に私はショックを受け、
「じゃあ私が全部掃除するから幸せって言ってよ…!」
と過剰にサービスしようとしたり、
「私と息子がいるのに幸福度が下がるってどういうこと!?」
と詰め寄ったりしそうになりましたが思い留まりました。
私は「安全基地だったらどういう振る舞いがふさわしいのだろう」と考えて、たぶん大きな心でふんわり受け止めるのが良いと思ったので、
「いつもお掃除ありがとう」
「私にできることはある?」
「業者さんに頼みたいならそれでもいいよ」
と言いました。
すると夫は満足したのか、笑顔になって
「芙実ちゃんは疲れてない?」
と夕食の後片付けを手伝ってくれました。
これで良かったみたいです。
右往左往しないことですね。
芙実。
#愛着障害
愛を探さない
先ほどとあるブログに
「愛を探すな」
と書いてありました。
愛されてるとか愛されてないとか、いちいちそういう証拠探しをしないということ。
確かに私は愛を探すことが癖です。
そして、愛を見失いそうになったらパニックになります。
今日は忙しくてイライラしてちょっと口調がキツくなってしまった瞬間があったのですが、そのとき私の脳裏をよぎったのは
「ごめんなさい!ごめんなさい!謝るから!直すから!だから私を嫌わないで!」
でした。
そして夫に猛烈に謝ってしまいました。
夫もイライラすることはありますが(私だから気付くだけで他人から見たらわからない程度のイライラですが)、いちいち謝ったりしませんし、私もいちいち気にしません。
人間だもの。そういうこともあるよねーって。
なのに、自分がちょっとイライラすると過剰反応して「私を捨てないで!」と悲痛なほど叫びたくなるのは、きっとお母さんに捨てられそうになった恐怖を思い出すからなのでしょう。
捨てられる=無視される、ですね。
幼い子供は母親に見捨てられると本能的に死の恐怖に晒されるのです。
愛を探さない。
やってみます。
芙実。
#愛着障害
習い事を辞めたいと言えなかった
こんにちは、芙実です。
私は幼少期、とにかくお母さんに笑ってほしいと思っていました。
だからピアノもバレエも塾も必死で頑張っていたのだと思います。
でも、実際は習い事をやればやるほど求められるレベルが上がっていって、怒られるネタばかりが増えていって、毎日「練習しなさい!」「なんでできないの!」「できてないのはあんただけよ!」と怒られてばかりでした。
さみしかったなぁ。
つらかったなぁ。
そう思い出すたび、幼い頃の私を心の中で抱きしめています。
できなくても怒らないでほしかった。
というか、私にはピアノもバレエも向いてないから辞めさせてほしかった。
でも、「辞めたい」なんて言うと母が悲しむと思って言えなかったんですよね。
嫌なら嫌と言えばいい!というのは大人の意見であって、子どもは親の機嫌を損ねそうなことはなかなか言えないものなのです。
愛着の安定した夫
こんにちは、芙実です。
私の夫は典型的な安定型の人です。
ポジティブで気分の浮き沈みがほとんどなく、いつも穏やかです。
そして、やみくもに心配したり不安になったりすることがありません。
例えば、仕事で上司に注意されるようなことがあっても「今度から直せばいいんだから」という前向きな感じなのです。
私だったら「もうダメだ。嫌われた。終わりだ。死にたい」とひどく落ち込むような場面ですね(笑)
夫の母は我が子に溢れんばかりの愛情を注ぎ、それでいて干渉はしないという素晴らしい人なので、夫がそのように育ったのも納得できます。
以前カウンセリングに通っていたとき、カウンセラーの先生から
「芙実さんの彼氏(今の夫)は限りなく親に近いやり方で愛情を注いでくれる稀有な存在だよ。普通の彼氏は彼女を100%は愛してくれないんだよ」
と言われたことがあります。
そうなんです。
夫は私の存在を丸ごと愛してくれます。
「安全基地」ですね。
その証拠に、実家にいたときは頻繁に発熱したり夜中に何度も何度も覚醒して不眠状態になったりしていたのですが、結婚してからピタッと治まったのです。
カウンセラーの先生に「身体が弱いのも、親から離れたら治るよ」と言われたときは眉唾ものだと思いましたが、まさか本当に治るとは。
先日、こんなことがありました。
夕食を食べて、息子の歯磨きをして、これから食器洗いをしなければならないというところで私はちょっと疲れてしまったのです。
そこで私は夫のところへ行き、
「食器洗いを頑張るからぎゅーして」
と言いました。
すると夫は私を抱きしめながら、
「別に何も頑張らなくてもぎゅーしてあげるのに」
と言ったのです。
私はそれが衝撃で衝撃で…
反射的に涙がボロボロ出てきました。
それを見た夫は面食らい
「な、なんで泣くの!?どうして悲しいの!?」
とアタフタしていましたが、私は泣きながら
「悲しいんじゃないの。うれしいのよ…」
と答えました。
頑張らなくても愛されるなんて未だに心からは信じられないのですが、それでもすごく心が温まる出来事でした。
息子(生後9ヶ月)の愛着形成の様子
こんにちは、芙実です。
今日は生後9ヶ月の息子の愛着形成について書きます。
不安型の愛着障害を持っている私ですが、現時点では息子の安全基地になってあげられているのではないかな、と思っています。
私が普段から意識していることはこんな感じです。
- 泣いたらすぐに抱っこしたりおっぱいを含ませたりする
- 家事をするときはできるだけおんぶをする
- 外へ出かけるときは抱っこひもで身体に密着させる
- 夜は必ず添い寝をする
- 「息子くんはお母さんの宝物だよ」「大事な大事な息子くん、元気で大きくなってね」等の言葉をかける
ずっと母乳のみで育ててきたこともあり、生まれてから今に至るまで3時間以上離れて過ごしたことは一度もありません。
家の中でも外でもずーっと抱っこかおんぶで私にくっついており、暇さえあれば私のお乳を揉んだり舐めたりして遊んでいる息子…
周りからは「こんなにずっとくっついてたんじゃ、お腹の中にいたときとあまり変わらないね(笑)」と言われたりもします。
私は愛着障害を持っているので息子への愛情のかけ方が合っているのか不安になることもあるのですが、私を見たらにっこりと笑い、どんなに泣いていても私が抱き上げると一瞬で泣き止む息子を見ていると、9ヶ月間やってきたことは間違っていなかったのかな…と思えます。